夏の思い出 倍賞千恵子

2024. 11. 13. 06:04Children's Songs

 

尾瀬ヶ原・至仏山

Ozegahara , Mt.shibutsu

 

遥かな尾瀬湿原と名峰を目指す

 

東西6キロ南北2キロメートルと日本を代表する高層湿原である尾瀬ヶ原。さらに燧ヶ岳と対をなす名峰、至仏山。樹林帯歩き、滝、山小屋街区、湿原歩き、百名山登山と、尾瀬のあらゆる自然景観を網羅することができます。鳩待峠へ下山すれば、尾瀬の木道を一筆書きに縦走することも可能です。

Ozegahara ,

Mt.shibut

尾瀬ヶ原, 湿原と燧ヶ岳、至仏山〔群馬県片品村〕

 

小至仏山を越えたところから見たハクサンシャクナゲと至仏山。

소지불산을 넘은 곳에서 본 하쿠산 진달래와 지불산.

 

 

夏の思い出  倍賞千恵子

 

https://www.youtube.com/watch?v=A9RD1v8ix_A

 

https://www.youtube.com/watch?v=2Ufwooy3uLA

 

♪夏の思い出(歌:倍賞千恵子) 水芭蕉の景色が良かったです 

8年前に訪問した尾瀬を、思い出し編集しました。

 

 

@松岡健-b9j 、松岡です。  「夏の思い出」   "倍賞千恵子" "寅さん"の妹、"さくらさん"は歌が上手いですね! 学校唱歌は、明治の昔に、文部省が募集によって作られた物なので、詩的情緒がありいいですね!  季節も今で、遠い昔を思い出します。 配信、ありがとうございました。

 

夏の思い出

うた: 倍賞千恵子

作詞:江間章子 作曲:中田喜直

1949年(昭和24年)【江間章子】さんの詞に、

新進の作曲家だった【中田喜直】氏が曲をつけたもので、

同年の6月13日、NHKのラジオ番組「ラジオ歌謡」にて 【石井好子】さんの歌で放送されました。

 

 

 

夏がくれば 思い出すはるかな尾瀨 遠い空

여름이 오면 생각나는 아스라한 오제 머나먼 하늘

霧のなかに うかびくるやさしい影 野の小徑

안갯속에 떠오르는 다정한 그림자 들판 오솔길

水芭蕉の花が さいている夢見てさいている水のほとり

산부채꽃이 피어 있어요 꿈꾸며 피어 있어요 물가에

石楠花色に たそがれるはるかな尾瀨  遠い空

만병초 붉은 빛깔 노을이 져요 아스라한 오제 머나먼 하늘

 

尾瀨 들판 산부채꽃

 

 

夏がくれば 思い出すはるかな尾瀨 野の旅よ

여름이 오면 생각나는 아스라한 오제 들판 여행이여

花のなかに そよそよとゆれゆれる 浮き島よ

꽃속에 산들산들 흔들리는 늪이여

水芭蕉の花が におっている夢みてにおっている水のほとり

산부채꽃이 향기를 풍겨요 꿈꾸며 향기를 풍겨요 물가에

まなこつぶれば なつかしいはるかな尾瀨 遠い空

눈을 감으면 그리워라 아스라한 오제 머나먼 하늘

 

 

夏の思い出 (昭和24年)石井好子

NHKラジオ歌謡。

https://www.youtube.com/watch?v=8BprZ8bvh40

 

1949年にNHKのラジオ番組『ラジオ歌謡』にて石井好子さんの歌で放送されました。

 

石井好子さんの歌は当時レコード発売されませんでした。 レコード発売された最初の音源は、1954年6月発売の藤山一郎さんが歌ったものです。

1962年には、同じNHKの『みんなのうた』でも紹介されました。その時の歌は高木淑子さんとヴォーチェ・アンジェリカさんでした。

音楽の教科書にも掲載されることが多く、そのため幅広い世代に親しまれています。

 

 

 

夏の思い出 歌詞の意味

水芭蕉の花が 咲いている 夢見て咲いている 水のほとり

 

夏の思い出 歌詞の意味

水芭蕉の花が 咲いている 夢見て咲いている 水のほとり

 

「夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空」の歌い出しで親しまれる『夏の思い出』(なつのおもいで)は、1949年発表の日本の歌曲。

中学校の音楽教科書にもよく掲載され、女声合唱や混声合唱などの合唱曲としても編曲されている。

写真:尾瀬ヶ原の湿原と至仏山(出典:Wikipedia)

 

作曲は、『ちいさい秋みつけた』、『めだかの学校』などを手掛けた中田 喜直(なかだ よしなお/1923-2000)。父は『早春賦』を作曲した中田章。

 

作詞は、新潟県上越市生まれの詩人・江間 章子(えま しょうこ/1913-2005)。2歳頃に母親の実家である岩手県北西部の八幡平市(はちまんたいし)に移住し10年間過ごした。

 

至仏山は雲に隠れていますが、やはり尾瀬ヶ原のビュースポット、絵になります。

 

歌詞の意味

『夏の思い出』の歌詞について次のとおり引用しながら、いくつか語句の意味を簡単に解説してみたい。

尾瀬(おぜ)とは、福島県・新潟県・群馬県の3県にまたがる地域。中心となる尾瀬ヶ原は日本を代表する高地の湿原帯となっている。

自然の宝庫である尾瀬には、ミズバショウ(水芭蕉)やミズゴケなど湿原特有の貴重な植物群落が見られる(写真の出典:Wikipedia)。

 

ちなみに、尾瀬のミズバショウ(水芭蕉)が咲くのは実際には春先(5月末ごろ)。これは、作詞者の江間章子が幼少期を過ごした岩手県北西部が、夏でも水芭蕉を見ることのできる地域だったという事情があるようだ。

 

なお、歳時記に掲載された俳句の季語では、ミズバショウは夏の季語となっている。

 

 

しゃくなげ色とは?

写真:アズマシャクナゲ(福島県会津地方/出典:Wikipedia)

 

『夏の思い出』の歌詞では、花の名前としてミズバショウの他にも「シャクナゲ」が登場する。

シャクナゲ (石楠花、石南花) は、ツツジ科ツツジ属の低木で、花の色は白や赤が多く、黄色なども見られる。

 

数多くの品種があるが、『夏の思い出』の歌詞で歌われている「シャクナゲ」については、東北地方から中部地方までの山地・亜高山帯に分布するアズマシャクナゲではないかと推測される。

 

アズマシャクナゲは紅紫色の花なので、『夏の思い出』の歌詞にある「石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる」とは、夕焼けの赤い色か、その夕焼けが消えかかる「黄昏(たそがれ)」時の空の色を表していると考えられる。

 

 

浮き島とは?

写真:尾瀬の浮き島(出典:ブログ「山と俺と」)

『夏の思い出』二番の歌詞に登場する「浮き島」について簡単に補足したい。

浮島(うきしま)とは、湖や沼などに島のように浮かんでいる塊で、泥炭や植物の枯死体などから成る。

尾瀬ヶ原の他にも、山形県西村山郡朝日町にある大沼の浮島が有名。

 

モーツァルト『ピアノ・ソナタ第11番』とそっくり?

余談だが、中田喜直が作曲した『夏の思い出』は、第3楽章の「トルコ行進曲」で有名なモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番 第1楽章とメロディがよく似ていることでも知られている。比較しながら聴いてみると面白いかもしれない。